ディズニープラスで「あの夏のルカ」をみました。
ほとんど前情報なしで見たけどとても楽しめたし、
約1時間半の作品とは思えないほどぎゅっとストーリーが詰まってました。
ひと昔まえのイタリアの夏の景色を満喫できる作品なので、夏休みに観るのにぴったりだと思います。

→あの夏のルカ|ディズニープラス

コロナ禍の影響で劇場での上映がなくなり、
ディズニープラスでの独占配信となりましたが、
8月4日にデジタル配信販売が開始、
9月1日にBlu-rayとDVDが発売されるようです。

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あらすじ・概要

平穏な<海の世界>に暮らすシー・モンスターの少年ルカは、海底に沈んでいる“人間のモノ”に興味津々で、見たことのない世界への憧れは募るばかり。人間の世界を知るシー・モンスターのアルベルトと出会った彼は、ついに海の掟を破り、2人でポルトロッソの町に足を踏み入れる。身体が乾くと人間の姿になる性質を持つ彼らは、どこからみても普通の少年だが、少しでも水に濡れると元の姿に…この“秘密”を人間に知られる恐怖を抱きながらも、ルカは目の前に広がる新しい世界に魅了されていく。もっと知りたい。この世界のすべてを──
だが、ルカとアルベルトの無邪気な冒険はやがて、海と陸とに分断されてきた2つの世界に大事件を巻き起こす。果たして、ルカの禁断の憧れが生んだ<ひと夏の奇跡>とは、何か…?
引用元: あの夏のルカ 作品紹介 |ディズニープラス

子供も一緒に

シーモンスターであることがバレちゃう?バレない?だけの話ではなく、そこから数十歩くらい踏み込んだ内容なので、もちろん大人も楽しめます。
ストーリーやキャラの善悪、設定、舞台の変化(陸&海!)などがわかりやすいので4〜5歳くらいの子供からなら楽しんでみられると思います。
ただ、冒頭の暗い夜の海の上のシーンで「シーモンスターがどんな風に恐れられているか、どんな存在なのか」が描かれるため、怖いのが苦手なお子さんは先に予告編を見たりして怖い話ではないよ!という前置きをしてから見た方がいいかもと思いました。
4歳娘は、主人公二人が水に触れて返信したり戻ったりするのが楽しかったようです。
あと、作中パスタが結構登場するので、見た後はしばらくパスタブームでした。

以下、子育てする人間としての視点も交えつつ、印象的だった部分などの感想です。
ネタバレありとなしに分けて書いてみました。

ネタバレなしの感想

(ストーリーの核心には触れていませんが、
展開やシーンの描写に触れている部分があります。)

「まったり行くかと思いきや…」の展開

わかりやすいストーリーではあるけれど、意外とキャラクターの動きが激しくて「ど、どうなるの..?」とのめり込んでみていました。
特に中盤、「この港町の雰囲気の中で、のんびりストーリーが進むのかな?」
と思っていたところで、主人公のセリフひとつで物語がグルンと動く瞬間があって、そこからさらに前のめりになりました。

想像の中の「雲」の描写

最も印象的だったのは主人公が未来を空想するときのシーン。
「子供の頃に見る夢や想像ってこういう感じだったな〜!」とその当時の感覚まではっきりと思い出させて思わずゾワっとしました。

最初に「陸に上がって過ごしてみたい!」という空想をするシーンでは、雲はただの白くて丸いオブジェクトとして空間の上の方に配置されています。
他のものもなんとなく抽象的で、実物とは異なり、子供が描く絵のような雰囲気。
その後主人公が様々な出会いや経験をし、その度に空想をするのですが、雲をはじめ他のものの解像度がどんどん上がっていくんです。

主人公のルカはこのひと夏を通してそうやって空想を具体的にしていったけど、確かに自分も成長するにつれて、理解できるものが増えて、徐々に具体的な空想をするようになったな、と忘れていた感じを思い出しました。

そして自分の頃を思い出すと同時に、今まさに子供たちにも世界がこんなに鮮やかに見えているんだろうな…
よく真顔でフリーズしてる時は、こんな風にものすごく自由な想像をしてるのかも、と感じるようになりました。

湿度を感じる背景

カラッと晴れていても、港町なので海辺のじめっとした感じや、街の噴水周りの湿気のある感じ。
雨が降る前のところどころ暗くてひんやりした風が吹く感じや、雨上がりのモワッとした空気…
全部肌で感じられるような描写で見入ってしまいました。ディズニー・ピクサーの映画はおそらくほとんど見てると思うんですが、ここまで湿度や湿気を感じるような作品はあまりなかったように感じます。
ラストシーンの天気もとても美しくて印象的でした。

邦題がいい…

この作品の原題は「Luca」。
「あの夏のルカ」という字面を初めて見た時は「ちょっとラノベっぽい…?」なんて思ったりしたんですが、
全部見終わった後に思い返すと本当に「あの夏」のルカだ….とものすごく納得しました。
「夏」という文字からイメージする「夏休み・子ども時代・自由さ活発さ・刹那的な時間」みたいなのが本当にぎゅっと詰まっています。
それからどの夏でもない、「あの」夏のルカなんです。
日本人にしか味わえないこのタイトルとのリンクにちょっと嬉しくなりました。

ネタバレあり感想

ここからは本編のネタバレ要素を含みます

「シーモンスターだ!」

本人も言ってしまった直後に「言ってしまった…」みたいな顔をしているし、みている私も「言ってしまった…」と言ってないのにめちゃくちゃ思ってしまい、すごく引き込まれたシーン。
確かにあそこでは「一緒に逃げる」「見捨てる」の2択しかないと思うのですが、その選択と早さにルカ自身が気づいていなかった「学びたいという気持ちの強さ」がすごく表れているなあと思いました。
それまでジュリアを驚かすように堂々と立っていたアルベルトが、言われた直後から足元を波に攫われて、ゆらゆらと頼りなげに揺れるのがすごく印象的。

主人公が行き着く「天文学」がすごくいい

ルカは陸で過ごすうちに海から陸(街)に憧れ、その後陸で過ごし他あとは「空」「宇宙」に憧れる、というスケールが広がっていく様子が面白かったです。
最後のカットも奥行きのある空を映していて、ルカの世界がグングン広がっていく未来を感じさせてよかった…
それから最後の最後、エンドロールの後に深海に住む叔父さんが出てきて、また「海の底の底」に一気に視点が引き戻る感じも面白かったです。

相棒が相棒を得るまでの物語

結末を予想してみたわけじゃなかったのですが、それぞれが進みたい道に進めていて真のハッピーエンドだ〜〜!!と心が温まりました。
ルカは「喋りすぎ」で「宇宙の外」を知りたいジュリア、
アルベルトは自分を必要とし、大切にしてくれるジュリアの父、
主人公二人が相棒になるまでではなく、二人が別の場所で新たな相棒を得るまでの物語なんだ…!とものすごく腑に落ちました。
アルベルトについて。父親の失踪や彼の孤独については本人のセリフ以外で深くは触れられていなかったけど、ジュリアの父親と暮らすことで、その悲しみがかえって増したりしないといいな…と勝手にちょっと考えてしまいました。

エンドロールの絵の続編、めちゃめちゃ見たい!!!

エンドロールの絵がどれも可愛い!!!!!!
そのシーン、映像で見たいよ〜!というシーンが散りばめられていて一時停止しながらみました。
ルカの父親がアルベルトに誕生日プレゼントの包丁を贈っていたり、
ルカとジュリア二人でホラー映画を見ていたり、
学校でルカが一部を変身させてそれをクラスのみんなで見ていたり…
どれも楽しそうで、エンドロールも含めて本編じゃん…と思いました。

ソウルフルワールドもディズニープラスオリジナルの短編がきてたし、気長に待ってたら何か新しい作品を観れるかも…とちょっとだけ期待して待っていようと思います。

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終わり!

こういう感想の記事初めて書いてみたけど、自分でもみたものの記録としてちまちま書きたいな〜と思いました。
星いくつ!みたいのではなく、こういうシーンがよかったよ、子供と見れたよみれなかったよ、子供はこんなふうにみてたよ〜などをメインに書いていきたいです。


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