当初から予算を抑えるため、
またメンテナンスを行き届かせるため、
坪数はできる限り抑えたいと考えてました。
工務店さんと相談していく上で
「ここは削れる!」
と我が家で採用した点を紹介します。
予算の削減にもつながっています。

1.ベランダを作らない

当初は間取りにもベランダを入れていました。

「外壁はフラットな方がかっこいい」
「ベランダは手入れが大変」
「物干しは洗濯機の近くにおきたい」
という希望を伝え、ベランダをなくすことに。

旧居の賃貸物件でも、
ベランダは落ち葉やホコリがたまりやすく、
普段使わない割りに掃除も大変だな〜と思っていたので
思い切ってなくすことにしました。

物干しスペースは脱衣所に
掃き出し窓をつけ、
横にウッドデッキを設置。
室内干しがたくさんできるように
物干しを2本設置。

布団干しは、2F寝室の窓下部分に布団干しバーを
設置することで解決しました。

2.客間を作らない

モデルルームでも見学会でも、
SNSの家作りアカウントでもよく見かける、
リビングダイニングから続く
「畳の間」。
その部分を省きました。
そもそも宿泊する予定の来客はほとんどない我が家。
もし泊まってもらうとしても子供が小さいうちだろうし、
それまでは子供部屋になる予定の部屋を
客室として使うことにしました。

「子供が小さいうちは
遊ぶ場所やお昼寝場所として…」
と案内されることも多いですが、
リビングには子供が遊ぶスペースも十分取れているので
満足しています。

またお昼寝は2Fの寝室でさせています。

3.洗面台はひとつ

我が家に洗面台は一つだけです。
リビングに続く廊下に一台。
玄関、トイレ、脱衣室が近いので、
1つに集約しました。
よく目につくところなので、
家のムードに馴染むように造作で
つくってもらいました。

詳しくはこちら
→TOTO病院用流しを使ったシンプルな造作洗面台 品番と経緯まとめ

ちなみに2Fのトイレは
手洗い付きタイプのものにしました。

4.収納家具は「作り付け」

持ち込んだ大きめ家具は、
ダイニングテーブル・チェアと
テレワーク用のデスクぐらいでした。
旧居で使っていた家具類は
ほとんど手放しました。
(頑張ってメルカリで売りまくりました…
→3年ぶりにメルカリを使ったら、使いやすくなってました

コンパクトな床面スペースを
できるだけ生活スペースとして使えるよう、
ほとんどの収納を
壁内に入れたり、
造作・既製品含め
作り付けにしてもらいました。
(参考|→注文住宅の造作家具。説明された造り付けのメリットとデメリット。

リビングの壁内収納。天井まで高さのある棚なので、使用頻度の高いものから低いものまで、ガッツリ入れられます。

5.「広さ」はリビングに一極集中

リビング以外の部屋は標準か、
それ以下の大きさにしています。
(例:子供部屋は5畳半×2)
子供が大きくなるまでは、
家族みんながリビングダイニングで
過ごすことがほとんどだと予想しています。
その為リビング以外の部屋はあくまで
「寝る」「机で作業する」
前提で広さは重視しませんでした。

また、広く見えるようにリビングだけ
天井を高くしたり、
続くキッチンまで広く見えるよう吊り戸棚は
つけずにオープン棚にしたり、
細かい工夫をしていきました。

右の端っこが本来の天井の高さ。開放感を出すために梁が見える仕様にしました。

(このへんの「広く見せる工夫」
はたくさん盛り込んでもらったので、
また別記事で書きたいです!)

まだまだ削ろうと思えば
削れるところはある

上記意外にも、
・トイレを1つにする
・玄関を一回り狭くする
・寝室を狭くする
なども挙がりました。
が、
トイレは2つ無いと渋滞が起きそうだし、
玄関には持ち物の配分的に土間収納が必要。
寝室はしばらく4人全員で寝るので
ある程度の広さは必要。

我が家にとっては大事な部分だったので
削りませんでした。

「疑う」ことが大事だなーと思った

どの点も、担当さんと「本当に必要なのかな?」
と疑うことから始まりました。
当たり前のように間取りに組み込まれている部屋でも、
自分の生活では使わなかったり。

漠然と
「あった方がいい!」
「広い方がいい!」
と決め付けず、
担当さんとよく話して、
生活導線を見直したり、
自分たちにとって大事な部分を
はっきりさせたことで
坪数を削っていけた気がします。

ちなみに入居から2週間ほど
立ちますが、
「狭くて不便だな」
と思ったことはまだありません。
子供が大きくなったりしたら
窮屈に感じることもあるのかな…

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