入院した翌朝、いよいよとてつもない「いきみたさ」に襲われて、「出てしまうのでは?」と不安に駆られてナースコールをしました。

【前回】3.陣痛との孤独な戦い

いきみ逃しに効果があった「会陰押し」のやり方

安産教室でも教わっていたのですが、助産師さんがしてくれた会陰を押すことによるいきみ逃しのおかげで陣痛を乗り越えられました。「出ちゃう!」みたいな不安も軽減され、痛みもだいぶ和らぎました。

  1. 拳を会陰〜肛門あたりに当てる
  2. 息を吐くときにぐ〜ッと頭側に向かって押す
  3. 息を吸うときに力を抜く
  4. 陣痛が来てる間繰り返す

陣痛促進剤投与

「聞いていた通り、陣痛痛いな〜」と思っていたけれど、どうやらそれでも弱かったようです。モニターで見ていた波形は比較的緩やかだったのですが、投与して一回トイレ休憩に行った後、2回目くらいの陣痛ではすでに強くなり始めていました。波形は強くなっていたけれど、痛みはそこまで変わらなかったように感じます。それよりも投与前の説明で「最悪子宮破裂することもある」という言葉のインパクトが凄まじくて忘れられませんでした。

呼吸がうまくできず、しびれが出る

両手がビリビリする感覚がありました。酸素が行き渡っていないようでした。漫画では描きそびれてしまいましたが、最後の方は酸素マスクもつけていたことを思い出しました。普通に呼吸しているつもりでしたが、うまく吸えていなかったようです。

夫が立ち会い出産でしてくれたこと

夫も私も、立ち会い出産は「出産シーンを一緒に見るために立ち会う」というイメージでした。実際は「分娩の補助」という感じで、具体的に色々助けてもらいました。ちょっと緊張していた様子だったけれど、本当に助かりました。

水分補給

入院用の荷物に、ペットボトル用のストローを入れておきました。それを使って水分補給を補助してもらいました。自分で飲めないこともなかったのですが、腕には点滴もあり、起き上がるのに力がいる体勢だったので助かりました。

会陰押し

助産師さんにしてもらっていたものを、交代して夫にしてもらいました。力強かったのでより効果があったように思います。

陣痛待ちの時の雑談

夫が来るまでの出来事や、いまの体がどんな様子か、助産師さんが言っていたこと…いろんなことを話しました。そのおかげか、陣痛がくるときも落ち着いて迎えることができました。状況を説明したりして、客観視することで冷静でいられたのかもしれません。また、膝をさすってくれたり、陣痛の時も声かけをしてくれたことで、リラックスすることができました。

【続き】5.派手に破水、排臨

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0.分娩方法と大まかな流れ
1.おしるしと最後の検診
2.腰痛だと思ってたら陣痛だった
3.陣痛との孤独な戦い
4.いよいよ分娩台へ(このページ)
5.派手に破水、排臨
6.最後のいきみ、いよいよご対面
7.産後の処置と、謎の空気砲
8.意外と慌ただしい入院生活
9.(完) 退院して始まった「産後」の生活