我が家は収納家具の持ち込みはほとんどせず、
造り付け収納にした部分が多いです。
打ち合わせの段階で
工務店さんに説明された
メリット・デメリットは、
下記のようなものでした。

メリット

仕様にこだわることができる

見た目や素材にこだわれるだけでなく、
どこにどう取り付けるか、
自分たちの生活スタイルや
使い方にぴったり合わせて作り込むことができます。
例えば我が家では、
「明日も着られそうだけど
洗い立ての服とは一緒にしまいたくない服」
を保管する場所としてハンガーラックを
脱衣所の棚につけました。

間取りに合わせたサイズにできる

既製品だとサイズ感が合わなかったり、
幅木などの微妙な凸凹で隙間ができたりしますが、
あらかじめ作りつけることで
ぴったりの家具を作ることができます。
また壁内に収納を作れるため、
収納を隠したいと
思ってる部分にはぴったりです。

転倒リスクが少ない

背が高い本棚などは、
地震の際に転倒のリスクがあります。
造り付けだと、
中身が飛び出してくることは
避けられませんが、
本体の転倒リスクはほぼ無くなります。
安心して、背の高い部分まで
たっぷりと収納スペースを取ることができます。

「裏」「下」がない

地味なことかもしれませんが、
家具の裏、家具の下
という部分がなくなるので、
掃除や手入れが楽になります。

デメリット

移動や撤去ができない

長く暮らす中で用途が変わったり、
模様替えの必要が出てきた際に
移動することができません。
また、もっと広くしたいと思った時に
撤去することが難しいです。

予算を超える場合がある

通常家具を買うよりも、
値段が高くなる場合があります。
※逆に減額になる部分もあります。
我が家の場合、
キッチン背面吊り戸棚(既製品)
→キッチン背面オープンラック(造作)
にしたところ減額になりました。

デザインに制限がある

自由度は高いけれど、
使える素材やできる加工には限りがあるため、
思った通りのデザインには
できない場合があります。

造作に向いてる部分の3つの特徴

上記を踏まえて、自分が感じた
造り付けに向いてる箇所や、
実際に取り入れた部分の特徴を
まとめてみました。

1.「見せたい」部分

我が家では下記の部分です。
・造作洗面台
・リビング収納(カウンター)
・キッチン背面収納

来客があった場合に見えるところや、
日頃目に入りやすいところ、
見た目にこだわりがある部分は
造作にしました。
「ここは見た目にこだわるところ」
とポイントにすることで
予算をかけるメリハリなども
つけることができました。

2.「隠したい」部分

我が家では下記の部分です。
・リビング収納(壁内収納)

「見せたい」とは逆に、
「収納は欲しいけど
見えないようにしたい」
という部分も造り付けに向いてます。
我が家はリビングに
壁内収納を作り、
壁紙と同じ色の扉にしました。

3.「安定させたい」部分

我が家では下記の部分です。
・リビング本棚
・2Fホール本棚
・脱衣室収納棚
高いところまでたっぷり収納したい、
むしろ高いところで
ガッチリ下地で固定して欲しい
という家具などは、
一番造り付けに向いていると思います。

実際に造り付けにした部分については、
また細かく理由をまとめるとともに、
これから仕上がってきたら、
写真や細かい仕様など
アップしていきたいと思っています。
造り付けにしようかどうか
悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。