3冊読み終えて考える「育児書を読む」ということ
産前はいらないと思ってた
妊娠中からネットで色々と調べるくせがついていたため、
「これだけ情報が手に入るなら、育児本もいらないかな」
と思っていました。
ビジュアルで見やすい月齢別ガイドだけ買って、パラパラ眺めたり。
あえて買おうと手に取ることはありませんでした。
少しでも判断基準を多くできる
実際に読んでみて、こういう本をこれからも読んで行けば、
「判断基準」をたくさん作れそうだなと感じました。
毎日娘と生活していて感じるのが、
「育児って判断の連続だな」ということです。
離乳食や睡眠、その他シーンに合わせた娘との接し方など。
その判断はほかの誰かから結果や評価が出るものでもありません。
なので、私が判断を迫られた際にはだいたい、
- 「これってどうなんだろう」
- 「これでいいのかな」
- 「まあいいとしよう」
と自分の中でぼんやりとフェードアウトするようなイメージ。
でも本で他の人のエピソードや、様々な教育の考え方を知っておけば、
どうしても判断に迷った時、基準のようなものを作っていけるのかもなと思いました。
例えば
- 「こういうこともあるみたいだしな」
- 「こういう考え方もある」
- 「こうしてみよう」
といったように。
日々の「ボヤ〜」っとした考えも、前向きで明確な判断になって行けば自分に自信もつくだろうし、
時間がある時に読んでみるのはいいかもと考えました。
実際読んだ本
シュタイナーの子育て30のヒント
〇〇教育のイメージが変わった
娘の絵本を見に行った図書館で、装画に惹かれて。
〇〇教育という言葉は最近いろんなところでよく聞く気がします。
きっと高いお金払って入れる幼稚園とかの宣伝文句なんだろうな〜
とか勝手に思っていました。
実際読むとイメージと違っていました。
この本の特徴でもあるかもしれないのですが、
「子供がこうしたら、親はこうすべき」
ではなく
「とある人がいうには、子供がこうするのは、こういうわけがあるそうです。」
という投げかけが中心。
「親はこういうことができるかもね」とそこも投げかけ。
「なるほどね〜」と想像以上に軽い気持ちで読めました。
「プラスチックの食器は良くない」
「テレビの見せすぎはよくない」
などよく言われることも書いてありました。
が、「やめましょう」ではなく「シュタイナー教育で大事にしている12の感覚のうち、この部分が鈍くなるから」など、
根拠がはっきりしていて面白かったです。
(シュタイナー教育では「五感」ではなく精神や身体の受容器からそれぞれ12の感覚があると考えられているそう。これも面白い。)
自分自身も「教育」の対象だった
シュタイナー教育では人間の成長を7年で区切っているのですが、
それが14歳までで終わりではなく、14〜21歳、そして42歳〜63歳の7年間まで続いていくそうです。
思春期ぐらいまでの教育が対象なのかと考えていたので、
まさかの自分の年齢にまで言及されるとは思わず、冒頭の概要を読んで驚きました。
自分自身もまだまだ成長の途中にいて、
変化したり変化を与えたりできるんだなとちょっと前向きな気持ちに。
パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学
Twitterでフォローしている方がツイートしていて、
装画も可愛いし、面白そうだな〜と軽い気持ちでネット通販した本。
脳研究者である著者が、自身の成長を、脳の発達や機能から分析。
「脳研究」というと難しいイメージがありますが、
娘さんへの愛や父としての些細な葛藤なども楽しめる本でした。
「人間の成長」を感じられる
読んでいると、「赤ちゃんの成長」というより、
脳の発達による「人間の成長」を感じます。
例えば「1歳10ヶ月」の『初めての「ウソ」』。
著者の娘さんがついた些細な嘘を元に、
人間が嘘をつく時にどんな思考プロセスを介しているか、脳のどんな部分を使っているのか解説されています。
「赤ちゃん」というとまるでキャラクターや動物のようだけれど、
人間として、脳はメキメキ発達しているんだなということを実感させられます。
月齢に合わせて読むと面白い
章が月齢ごとに合わせているので、一度完読したのち、
娘の成長に合わせてもう一度読んでいます。
冒頭で著者も述べているのですが、娘さんは少し発達が早いそう。
私の娘は平均より少しのんびり屋なので、
「もう少ししたらこんなことが出来るようになるのかな?」とワクワクしながら読めました。
著者の優しさと愛情が伝わってくる
ところどころの注釈や、章の終わりにある「こぼれ話」。
もちろん本文からも、著者が娘さんのことをすごく大事に思っていて、
研究者としてはもちろん、父親として、
日々あたたかい眼差しで見ているんだろうなということを感じてあたたかい気持ちになります。
最後の「マシュマロテスト」の章なんかは、
「なるほどね〜」と冷静に読みながらもなぜかボロボロ泣いてました。
赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド
電子書籍で一気読み
ねんトレをするにあたり、参考書として買った本です。
→夜泣きが減った「ねんトレ」実践したのは3つのこと
必要で買った本ですが、読み物として面白かったです。
また、語り口調が優しいので、
寝かしつけに疲れていた時には救われるような気持ちになりました…。
語りかけてくれるような文章
ねんトレの方法の書き方も、「1、こうする。2、こうする。」と機械的ではなく、
「まずこうしてみましょう。
なぜならこうだからです。
そしてうまくいけば次にこうしてみましょう。」
と語りかけるようなテンションなので、
睡眠不足の頭にも入ってきやすかったです。
自分自身の「気持ちの持ちよう」のアドバイス
トレーニングの内容以外の、ほかの章も興味深い内容が多かったです。
赤ちゃんの睡眠メカニズムのこと、
海外の赤ちゃんのねんね事情、
著者自身の育児の体験談なども。
印象的だったのは、「お母さん自身の気持ちの持ちよう」にかなり触れていたこと。
「赤ちゃんが泣き止まない」「夜泣きがひどい」などの不安に対して、
赤ちゃんにどう接すればいいのかはもちろん、
自分自身がその事実をどう受け止めればいいのかについても、
医学的な根拠や体験談、様々な面から言及しています。
私自身は「赤ちゃんは泣くもの、仕方ない」と思っていたものの、
やはりなんとなく不安な気持ちになることも多かった時期(生後7ヶ月ごろ)だったので、参考になりました。
これから読みたい本(自分用メモ)
「シュタイナー教育」の本を読んだら、
ほかの〇〇教育の本も読んでみたくなった。
1歳の今に向き合いつつも、先のことを知っておきたい。
よく聞く「トイトレ」の概要とポピュラーな方法を知っておきたい。
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